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新仔の定義

◆新仔の定義の定義とは?


一般的に“新仔”とは、何を基準にしているのか曖昧なもののように思えます。
仮に「単年養殖」のように前年の秋口から年明け早々に池入れされたシラスウナギが成長し6月頃から年内に池上げされたものを“新仔”とすると「周年養殖」の場合、ほとんど池上げをされずに年を越えてしまうので、その定義には該当しないと思います。シラスウナギの池入れ時期と養殖方法の違いで成長度合いも違いハッキリとした定義が存在しないのが現実だと言えます。
『静岡自鰻シリーズ』では、弊社が独自で新仔の定義を定めることにしました。

 

◆『静岡自鰻シリーズ』の新仔の定義

御取引様からの御問合せが多かった為、静岡自鰻シリーズでは、弊社独自の規格で新仔の定義を定めました。

【新仔の定義】
・その年度の初池上げから6ヶ月を過ぎない活鰻を新仔とする。
・6ヶ月に満たない場合でも毎ロット行われている検食で品質的に適さないと判断された活鰻は、新仔とは言わない。
・6ヶ月を過ぎた場合でも毎ロット行われている検食で優良評価がついた場合に限り新仔として取り扱う場合があります。

静岡自鰻シリーズでは、『新仔』のようなラベルを使用して強調した販売は、行っておりません。新仔のロットの池上げが始まる前に前ロットの池上げは、終わっている状態ですので所謂“二歳物”が存在しません。丹精込めて育てられた鰻は、池上げ初旬から終盤にかけ多少の品質の違いが出る場合もありますが、問題になるような差ではなく寧ろ旨みを増した良質な活鰻になる場合がほとんどです。
淡泊であっさりとした柔らかな新仔から濃厚で鰻本来の味を楽しめる鰻を堪能できるのも養殖場を指定したブランド鰻の魅力の一つだと思います。